AIで資料・パワポを作る方法|構成から清書までの手順とプロンプト

業務効率化の実践

「会議用の資料、企画書、提案書……作るのに半日かかってしまった」——資料づくりは、まとまった時間を奪う代表的な業務です。

結論からいうと、資料づくりはAIを使えば「ゼロから作る」から「たたき台を直す」に変わります。構成案も本文も、AIがいったん形にしてくれます。

このサイト「ゼロからAI」は、運営者自身もAIを使いながら記事を書いています。この記事では、AIで資料を作る手順を、初心者にもわかるよう順を追って解説します。

※記事の途中で、コピペで使える「資料の構成案プロンプト」を配布します。

AIで資料を作る3ステップ

AIでの資料づくりは、「①構成案 → ②各スライドの本文 → ③スライドの形にする」の3ステップです。いきなり完成形を目指さず、段階的に進めるのがコツです。

AIで資料を作る3ステップ(構成案・本文・スライド化)の図解

ステップ1:構成案(アウトライン)をAIに作らせる

最初に「どんなスライドを何枚、どの順番で並べるか」をAIに考えてもらいます。ここが資料の骨組みです。次の章で、そのまま使えるプロンプトを配布します。

ステップ2:各スライドの本文を作らせる

構成案ができたら、スライド1枚ずつ「このスライドの中身を書いて」とAIに頼みます。箇条書きで簡潔に、と指定すると資料向きの文章になります。

ステップ3:スライド(パワポ)の形にする

文章ができたら、PowerPointやGoogleスライドに貼り付けて整えます。あるいは、テキストから自動でスライドを生成するAIツールを使えば、この作業も大幅に短縮できます(後の章で解説します)。

【コピペOK】資料の構成案を作るプロンプト

ステップ1で使えるプロンプトです。【 】を自分の内容に置きかえてください。

あなたはプレゼン資料作成のプロです。次の条件で、資料の構成案(アウトライン)を作ってください。

・テーマ:【 】
・聞き手:【 】(例:社内の上司、取引先など)
・資料の目的:【 】(例:企画の承認をもらう)
・想定の発表時間:【 】分

表紙から順に、各スライドについて「スライドのタイトル」と「そのスライドで伝える要点(2〜3行)」を提案してください。スライドの枚数も提案してください。

返ってきた構成案は、順番を入れ替えたり、不要なスライドを削ったりして調整してOKです。プロンプトを工夫するコツは、別記事「プロンプトの書き方のコツ」でくわしく解説しています。

各スライドの本文をAIに書かせるコツ

構成案ができたら、スライドの中身を1枚ずつ作っていきます。このとき、次のように頼むと資料向けの文章になります。

  • 「箇条書きで、1スライドにつき3〜4項目で」と形式を指定する
  • 「1項目は短く、結論から」と伝える
  • 「聞き手は◯◯なので、専門用語は避けて」と読み手を指定する

長い文章をそのまま貼るとスライドが読みにくくなります。AIにも「スライド用に短く」と必ず伝えましょう。

スライド(パワポ)の形にする方法

文章ができたら、スライドの形にします。主に2つの方法があります。

  • 手作業で整える … PowerPointやGoogleスライドに本文を貼り付け、レイアウトを調整する。慣れた方法で確実
  • AIスライドツールで生成する … テキストを入れると、デザイン込みのスライドを自動生成してくれる専用ツールを使う。作業時間が大きく減る

「とにかく早く・きれいに」仕上げたいなら、後者の専用ツールが有力な選択肢になります。

資料のクオリティを上げるコツ

AIが作ったたたき台を、そのまま提出するのは避けましょう。次の点を押さえると仕上がりが安定します。

  • 1スライド1メッセージ … 1枚に詰め込みすぎない
  • 数字・固有名詞は必ず自分で確認する … AIは事実を誤ることがある
  • 具体例を1つ加える … 抽象的な説明は具体例で補う
  • 声に出して通しで確認する … 話の流れが不自然な箇所に気づける

AIは「8割の土台」を一瞬で作ってくれます。残りの2割(事実確認と仕上げ)を人がやる——この役割分担が、速さと質を両立させるコツです。

専用の資料作成AIツールを使うとどう変わる?

ここまではChatGPTなど汎用AIでの作り方でした。一方で、資料作成に特化したAIツールを使うと、構成・本文・デザインまでを一気通貫で生成できます。

汎用AIと専用ツールの違いは、ざっくり次のとおりです。

  • 汎用AI(ChatGPTなど)… 構成と文章づくりが得意。スライド化は手作業
  • 専用の資料作成AIツール … テキストや要望から、デザインされたスライドまで自動生成

「資料作成にかける時間を本気で減らしたい」「デザインが苦手」という方は、専用ツールの導入が効果的です。「ゼロからAI」では、主要な資料作成AIツールを実際に使って比較した記事を準備しています。自分に合うツールを選びたい方は、公開しだいあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

ChatGPTだけでパワポは作れますか?

構成案と各スライドの本文はChatGPTで作れます。スライドの形にする部分は、PowerPointなどに貼り付けるか、専用のAIスライドツールを使います。

AIが作った資料はそのまま使えますか?

たたき台としては優秀ですが、そのまま提出するのは避けてください。とくに数字や固有名詞は誤りが混じることがあるため、必ず自分で確認・修正しましょう。

デザインもAIで整えられますか?

ChatGPTなど汎用AIは文章づくりが中心です。デザインまで自動で仕上げたい場合は、専用の資料作成AIツールが向いています。

社外向けの資料にも使えますか?

使えます。ただし機密情報を入力するときは社内ルールを確認し、最終チェックは入念に行ってください。

まとめ

  • AIでの資料づくりは「構成案 → 本文 → スライド化」の3ステップ
  • 構成案は、配布したコピペプロンプトで誰でも作れる
  • スライド本文は「箇条書き・短く・結論から」と形式を指定する
  • 数字や固有名詞の確認、仕上げは人がやる
  • 速さとデザインを両立したいなら、専用の資料作成AIツールも検討する

資料づくりは「ゼロから書く」のをやめると、一気にラクになります。次の資料から、まず構成案プロンプトを試してみてください。

▶ AI資料作成ツールはどっちを選ぶ?

「構成→本文→スライド化」の流れを丸ごとAIに任せたいなら、日本語特化のSaaS「イルシル」が本命。月数回・1枚もの中心ならChatGPT+手動パワポで十分。2軸を実際に使って比べた選び方を、別記事で詳しく解説しています。

資料作成AIツールの選び方を読む →

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