ExcelをAIで自動化する方法|関数作成・集計を時短するやり方

業務効率化の実践

「Excelの関数が思い出せず、毎回ネットで調べている」「同じような集計作業に、毎週時間を取られている」——Excel作業は、地味に時間を奪う代表格です。

結論からいうと、Excel作業の多くはAIに任せられます。関数を作る、表を集計する、データを整える——こうした作業を、AIが肩代わりしてくれます。

このサイト「ゼロからAI」は、運営者自身もAIを使いながら記事を書いています。この記事では、ExcelをAIで時短する方法を、初心者向けに具体的に解説します。

※記事の後半に、コピペで使える「Excel用プロンプト集」を用意しています。

AIでできるExcelの時短

まず、AIがExcel作業のどこを助けてくれるのか、全体像をつかみましょう。主に次のようなことができます。

AIに任せられるExcel作業5つの図解(関数作成・集計分類・データ整形・エラー調査・マクロ)
  • 関数・数式を作ってもらう(「こういう計算をしたい」を伝えるだけ)
  • 表のデータを集計・分類してもらう
  • データの整形(表記ゆれの統一、不要な空白の削除など)
  • 数式のエラーの原因を調べてもらう
  • マクロ(VBA)の簡単なコードを作ってもらう

ポイントは、「やりたいこと」を日本語で伝えれば、AIが具体的な手順や数式に変換してくれることです。関数名を覚えていなくても問題ありません。

関数・数式をAIに作らせる

「この計算、どの関数を使えばいいんだっけ?」——これはAIがいちばん得意な相談です。関数名が分からなくても、やりたいことを言葉で伝えれば作ってくれます。

たとえばこう頼みます。

ExcelでA列の日付が今月のものだけ、B列の金額を合計したいです。数式を教えてください。

AIは数式と、その意味の説明を返してくれます。返ってきた数式をセルに貼り付けて、列名(AやB)を自分の表に合わせて直すだけです。

うまく動かないときは、「この数式がエラーになります。原因を教えてください」と、数式とエラー内容を伝えれば、修正案が返ってきます。

表の集計・整形をAIに任せる

データの集計や整形も、AIに任せられます。表のデータをコピーしてAIに貼り付け、やりたいことを伝えるだけです。

  • 集計:「この表を、部署ごとの売上合計に集計してください」
  • 分類:「この一覧を、種類ごとに分けて整理してください」
  • 整形:「この表記ゆれ(株式会社/(株)など)を統一してください」

AIが整えた結果をExcelに貼り戻せば完了です。件数が多い表は、一度に全部ではなく、分けて渡すと安定します。

Excelに組み込まれたAI機能・アドオン

AIの使い方は、大きく2通りあります。

  • ChatGPTなどにコピペして使う … いまの環境のまま、すぐ始められる。この記事の方法はこちら
  • Excelに組み込まれたAI機能を使う … Excel上で直接AIに指示できる。表とAIを行き来する手間が省ける

Excel自体にAIアシスタント機能が搭載される流れも進んでいます。ただし、利用には対応プランが必要なこともあります。まずはコピペ方式で十分に時短できるので、慣れてから組み込み型を検討すれば大丈夫です。

AIにExcel作業を任せるときの注意点

便利な一方で、気をつけたい点があります。

  • 計算結果は必ず自分で確認する … AIの数式が、意図と少しずれることがあります。小さなサンプルで検算しましょう。
  • 機密情報・個人情報の入力は社内ルールを確認する … 顧客データなどをそのまま貼るのは避け、必要なら数値を仮のものに置きかえます。
  • 表は分けて渡す … 大きすぎる表は、一度に渡すと精度が落ちます。

「AIに任せて、結果は人が確認する」。この役割分担を守れば、安心して時短できます。

【コピペOK】Excel作業に使えるプロンプト集

そのまま使えるプロンプトを用意しました。【 】を自分の内容に置きかえてください。

  • 関数を作る:「Excelで【やりたい計算】をする数式を教えてください。意味も簡単に説明してください。」
  • エラーを直す:「次のExcel数式がエラーになります。原因と修正案を教えてください。【数式】/【エラー内容】」
  • 集計する:「次の表を【集計したい軸】で集計してください。【表を貼り付け】」
  • 整形する:「次の表の表記ゆれを統一し、見やすく整えてください。【表を貼り付け】」
  • 関数を学ぶ:「Excelの【関数名】について、初心者向けに使い方と具体例を教えてください。」

まずは「関数を作る」から試してみてください。関数を調べる時間が、ほぼゼロになります。

よくある質問(FAQ)

Excelの知識がなくてもAIで自動化できますか?

はい。関数名や専門用語を知らなくても、「やりたいこと」を日本語で伝えればAIが数式に変換してくれます。むしろ初心者ほど効果を実感しやすい使い方です。

AIが作った数式は、そのまま使って大丈夫ですか?

たたき台としては優秀ですが、必ず小さなサンプルで検算してください。列名や条件を自分の表に合わせて直す必要もあります。

顧客データなど、機密情報を含む表でも使えますか?

社内ルールを確認してください。実データをそのまま貼るのは避け、数値を仮のものに置きかえる、学習に使われない設定のツールを使う、などの対策をおすすめします。

マクロ(VBA)も作ってもらえますか?

簡単なマクロなら、やりたいことを伝えれば作ってくれます。ただし動作確認は必須です。複雑なものは、分けて少しずつ頼むとうまくいきます。

まとめ

  • Excelの関数作成・集計・整形は、AIに任せて時短できる
  • 関数名を覚えていなくても、「やりたいこと」を日本語で伝えればよい
  • まずはChatGPTなどにコピペする方式でOK。組み込み型は慣れてから
  • 計算結果は必ず自分で確認する。機密情報の扱いは社内ルールを確認
  • 配布したプロンプト集の「関数を作る」から試すのがおすすめ

Excelの「調べる時間」「繰り返し作業」は、AIで大きく減らせます。次の作業から、プロンプトを1つ試してみてください。文章作成の効率化は「AIにメール・文章を書かせる方法」、頼み方のコツは「プロンプトの書き方のコツ」もあわせてどうぞ。

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